妻がエグすぎ『残り火』ネタバレ解説・感想・あらすじ/Kærlighed for voksne (2022)
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どーも、浮気はしてない丸山です。 今回は『残り火』ですよ。
『残り火』はNetflixオリジナルのデンマーク映画です。
本が原作だそうですよ。
この映画は何ですか?
「堕落」です。
夫の不倫、詐欺、犯罪。堕落しまくりですから。
あらすじは?
夜間のメールの着信で浮気を疑う妻。
スマホを壁にぶん投げてまで隠す夫。
邪魔になった妻を消すために夫は極端な行動に出ます。
しかし妻にはもっとヤバい顔があるのでした。
みどころは?
夫の浮気
してないって言ってたやないか!
と盛大に突っ込みたくなる夫の浮気シーン。
浮気したくても我慢している大人たちは映画だけで楽しんでください。
夫の暴走
妻を殺したと思った夫が自宅で寛いでいると、
妻が帰ってきました。
本作で最もヤバいシーンの1つと言えるでしょう。
妻の過去
妻には殺しの疑いがありました。
これは噂なのか?それ以上なのか?
気になる答えは後半で。
刑事の会話
物語の進行とは独立して、
刑事の会話シーンが挿入されます。
しかし後半では徐々に物語の進行とリンクしていきます。
刑事がどこまで知っているのか?
徐々に明らかになる展開が楽しめます。
オススメポイント
浮気したら痛い目に合うんだもんね!
という教訓を得たい人や、
夫を操る妻の怖さを体験したい人にはオススメですね。
浮気の疑いのあるカップルのリトマス試験紙としても使えるかもしれません。
タイトルの意味は?(1/2)
『残り火』というのは邦題で、意味は最後に分かります。
英題は『Loving Adults』なので、残り火の意味は全くありません。
原題の『Kærlighed for voksne』も大人の愛という感じで、邦題だけが特別な感じ。
浮気をベースにした原題方面とは異なり、邦題は別の何かを指しています。
これは果たして効果的だったのでしょうか?
どこで観れますか?
Netflixオリジナルなので、Netflixでどうぞ。
タイトルの意味は?(2/2)
時折景色に映る焚火の櫓。
あれが何を意味するのかは、
最後になって分かるわけですが…。
それを変に予感させる邦題は余計な事しちゃっている気がします。
何も情報がないほうが驚きがあっていいと思うのですが。
更に、
本作のラストに注目です。
事件について会話していた刑事達。
実は、挙式までの時間を過ごしていた事が分かります。
式場に入る二人が映って終幕となるのは、
本作のテーマが浮気を通じた夫婦関係である事が分かります。
だからこそ、原題も英題も、愛する大人達を指しているのです。
しかし、『残り火』というタイトルでは、
本作で意図された方向性が全く変わってしまいます。
今回も、邦題のセンスと余計な事しちゃった感じに、強い違和感を覚えずにはいられません。
悲しい結末
主人公である夫をどこまで攻めるべきなのかは
若干難しい点があります。
過去に男を崖から突き落とした「殺人」。
不倫相手を夫に代わって刺した「殺人」。
この妻をどこまで正常と言えるのだろうか?
という疑問が湧くからです。
この妻の狂気が日常的に夫に何らかの影響を与えていたとしたら?
夫が他の女性に逃げてしまうのはもしかしたら理解できるかもしれません。
浮気女性と最後のデートとなった夫の愛は本物であったと感じます。
しかし浮気は浮気です。対して、殺人は殺人です。
浮気が許せないからと言って殺人が許されるはずもなく。
夫と妻、どちらに共感できるか。
『残り火』を観て、どちらの行動が納得できるでしょうか?
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